キャリアサポート

[卒業生からのメッセージ] 障がい者支援施設生活支援員

さまざまな背景を持った入所者に支援員として何ができるか

竹本
現在、どのようなお仕事をされているのですか?
専野
生活支援員として、入所されている方の生活全般をサポートしています。身体に障がいのある方が大半で、食事や入浴、排せつなどの基本的な介助はもちろん、生活上の相談やちょっとした困りごとにも対応します。
竹本
仕事をする中で難しいのはどんなことですか?
専野
一口に障がいといっても、重度の方もいればそうでない方もいますし、生まれつきの方もいれば、事故や病気で障がいを負った中途障がいの方もいらっしゃいます。当然、その一人ひとりと自分とは持っている知識も生きてきた環境も違うので、コミュニケーションを取ろうとしても、その方の意図がどこにあるのか読み取るのが難しい場合があるんですね。でも、支援員として何ができるかを考えることがやりがいでもあります。

好きなものを知れば相手のことが見えてくる

竹本
このお仕事をする上で大切だと思われることは何ですか?
専野
やはり一番は、目の前の方を大切にすることだと思います。まずは話を聞き、その人が今どんなことに困っているのか、要望に対してどのように対応していけばいいのか考える。そのために、一人ひとりを知ることが大事ですね。
竹本
ご自分で何か工夫していることがあれば教えてください。
専野
私の場合は相手の好きなものを知るようにしています。例えば野球なら、地域柄、阪神ファンが多いので阪神の話題を出してみるとか(笑)。それと、私から見れば年上の方の割合が多いので、一人ひとりがそれまで生きてきた人生も尊重しなければいけないと思っています。

”人間対人間”の難しさ大学での学びが大きな支えに

竹本
在学中に学んだことで仕事に生かされていることはありますか?
専野
講義の中で、ワーカーは自分自身の感情も大切にしなければならないと教わったことが今も強く心に残っています。こういう仕事は突き詰めていくと人間対人間なんですね。私も人間だから、少しのことでムッとしてしまったり、自分の感情に振り回されそうになってしまうこともあるんですが、そういうときにはその教えを思い出すようにしています。自分はなぜ今そういう感情を持ったのか、じゃあ次はどうしたらいいのか、というふうに考えを変えていく。実際に働くようになって、そのことの大切さを実感しています
竹本
臨機応変さがすごく必要な仕事ですよね。私は今、そこで悩んでいるのですが、どうやって身につけていったらいいでしょう?
専野
うーん、難しいですよね。私も施設の実習で、昨日は自分でごはんを食べていたのに、次の日に行ったらスプーンを持つことも難しいといったように、その日その日で利用者の方の状態が変わる場面によく出会いました。だから、そういう部分に注目しておくといいと思いますよ。それと、最終的にはチームとして支援していくので、周りのスタッフに相談することで解決できることもあります。実習であれば担当の指導職員が必ずいるし、先生方もサポートしてくれます。そこから自分なりに考えて工夫してみることで答えが見つかるかもしれない。授業や実習で学んだことを一つひとつ大切に積み重ねていけば、きっと成長できると思いますよ。
この仕事のやりがいと魅力

福祉を学ぶのに必要な設備や施設がとても充実しています。介護ベッドや車イスといった介護器具はもちろん、実習室、 福祉機器を展示する「ふくしみらい館」、専門書が並ぶ図書 館など、福祉の勉強に必要なものがそろう環境はこの大学 の大きな特徴です。教職員の方々のサポート体制も整ってい るので、複数の資格を取得することも可能です。ここで学べ ば“福祉のプロ”として、将来いろいろな道を選択できますよ。