介護実習事例研究報告会開催

 未来社会学科介護福祉専攻3年生が、1年生から積み重ねてきた介護実習の集大成となる23日間の介護実習Ⅲを終え、担当事例を振り返り事例研究報告会を開催しました。報告会には、施設実習指導者や保護者も参加してくださいました。

学生挨拶
船橋学科長挨拶

 事例は実習後約2か月かけて報告書にまとめ、抄録を作成し出席者に配布されました。各自の担当事例を持ち時間7分で発表しました。

 発表後、下級生からの質疑応答や実際に現場で指導してくださった指導者からのコメントをいただきました。

下級生からの質疑応答
ひまわり荘 実習指導者 杉本様
ネバーランド 実習指導者 橋本様

 終わりの学生挨拶では、コロナ禍の大変な時期に実習を受け入れてくださった施設職員の皆様や利用者様、そして温かく見守ってくれた保護者への感謝の言葉が述べられました。

専攻主任 北村先生挨拶
終わりの学生挨拶
実習中励ましあった仲間、先生と共に。

 ご多忙の中、ご出席いただいた実習指導者様、保護者の皆様ありがとうございました。

荒木ゼミ フィールドワーク報告

 11月12日(土)に荒木ゼミ3.4年生のゼミ生全員で、岡山県にあるハンセン病の国立療養所「長島愛生園」にフィールドワークに行ってきました。

 ハンセン病は「らい菌」という細菌がおこす慢性の感染症です。病名はらい菌を発見した医師アルマヴェル・ハンセンの名前に由来します。当時ハンセン病は感染症ということはわかっていましたが有効な治療法がなかったため、国の政策として療養所への隔離が行なわれました。特効薬もでき、完全に治癒させることができるようになりましたが、隔離政策は1996(平成8)年の「らい予防法」廃止まで続きました。
 現在、日本にはハンセン病患者はいません。しかし今も療養所で生活している人たちがいます。それは差別と偏見という社会の目が影響しています。今回、荒木ゼミでは、このような現在にも無知が起こす差別と偏見による人権侵害を学んできました。

【収容桟橋の跡(長島愛生園に連れてこられた場所)】
【回春寮(長島愛生園に連れて来られた最初の1週間ほどの間に過ごす場所)】

 このような歴史に触れたゼミ生たちの感想は以下の通りです。

  • ハンセン病への偏見や差別が生まれその人自身だけでなく、その家族もいじめや批判の対象になるから当時はすごく生きづらかったのかなと思う。
  • 特に印象に残ったことはハンセン病にかかり今は回復している人が社会へでていく際に自分の過去を隠して嘘をついて生活を送っていかなければならない現状です。差別や偏見は昔からあるものなんだなと強く感じました。差別や偏見を社会の中でゼロにすることは難しいことですが少しでも多くの人が差別・偏見を持たないようにしようと意識を持ちそれぞれの人が幸せに暮らせる空間にしていくべきだと思いました。
  • 今の私達が当時の方の気持ちを完全に汲み取ることは難しいことですが、今日少しでもその歴史を知り考えた時間は、私達にとってとても意味ある瞬間であったと思います。
    私達の世代はコロナウイルスと重なり辛いものではありましたが、それでもまだどうにかする手段がありました。このハンセン病も理解があれば、考えが至っていれば救われる道、隔離など必要のない選択があったはずです。私にできることはちっぽけなものかもしれませんが、それでもこれから生きていく者として「あってはいけない現実」を未来で認めるのではなく、その時、その瞬間に気づけるよう自分の信じるもの、思いやる心を持って進んでいこうと強く思いました。
  • ハンセン病について本やインターネットで知っているつもりではいたが、実際に現地へ行って話を聞くとその時の偏見や差別の大きさを強く感じた。効果のある薬ができて病気としては昔に治っているにも関わらず、2000年代以降も差別が続いていることを知った。感染症は怖いというイメージがあり、病気になった方達やその家族は沢山の偏見の中で生きなくてはならない。病気をうつされたくないという自分の恐怖心や心の弱さを理由に、人の生きる権利を奪うということはあってはならないと思う。
【見学バスの発着場所である邑久駅にある観光案内所にて】

国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」参加

未来社会学科の学生が、国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」に参加し、ウダヤナ大学(インドネシア)、神戸女子大学の学生と一緒に「ウェルネスツーリズムと生活の質」についてオンラインで学びました。

国際青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプログラム」

初回のこの日は、本学の本多浩子教授によるセミナー「Naoshima an island of art」がありました。

他にウダヤナ大学Dr.I Gst Mananda先生による「The implementation of wellness tourism development in Bali」のセミナーもありました。

学生は、介護過程の授業の一環として参加し、12月には事例に基づく旅企画を英語で発表する予定です。