福祉と経営はこれまで、あまり結び付けて考えられることはありませんでした。それは「福祉は人のため、経営はお金のため」という印象が強かったからかもしれません。しかし近年は、福祉現場でも経営の知識・技術が求められ、一般企業の中にも、福祉課題などに積極的に取り組むところが増えています。また、高齢者や障がい者、子育て家庭などを対象とした新しいスタイルの福祉ビジネスも次々と登場しています。この背景には、福祉だけあるいは経営だけではもはや解決できない課題があることを人々が認識するようになったことが挙げられます。福祉と経営を学ぶ意義は今後ますます大きくなっていくでしょう。経営福祉ビジネス学科では、福祉現場での仕事と一般企業のビジネスの両方に必要なマインド・知識・技術を学び、複雑・多様な問題の解決に取り組むことができる技能を身につけます。
福祉施設の相談員から、施設の運営・経営、コンサルタント業務、一般企業ビジネスまで、さまざまな進路に対応する専門的な勉強ができるようになっています。将来の夢や希望に合わせて、自分に合った履修モデルと科目を選んでください。
実践キャリア実務士/ビジネス実務士
社会福祉主事/児童指導員/老人福祉指導主事/知的障害者福祉司/福祉活動専門員/身体障害者福祉司/児童福祉司
※身体障害者福祉司と知的障害者福祉司は、卒業後2年間の実務経験が必要です。
※児童福祉司任用資格は卒業後、指定施設での実務経験(1年間)が必要ですが、社会福祉士国家試験に合格している場合は不要です。
経営と福祉を学んだ人材として活躍が期待されます